たったひとりの最終決戦～運営に挑んだブロリスト 萌えパラ希望の生まれ変わり～

5月22日午後3時、萌えパラ希望（のアカウント）は死んだ。
ばくおん！の新作が何者かの通報により削除された為である。

しかし、同日午後3時半、帰ってきた超萌えパラ希望と名乗る男が現れた。
そう。先ほど（アカウントが）死んだはずの萌えパラ希望である。
彼は幾つものクローン（別アカ）を引きつれ、削除人に勝負を挑もうというのである。

俺Ａ「さて、もう一度三話を上げたいと思うのだが・・・」
俺Ｂ「そのまま上げたのでは二の舞になってしまう」
俺Ｃ「反骨さんのアドバイス通り、一旦非公開にしよう！」

彼らは予め、最初に消された三話から新たにバイオ戦士（再うｐ用の動画）を幾つも作り出していた。
そして、その中の一つを上げたのである・・・。
これでもう安心と思っていたのだが・・・。

俺Ａ「おい！消されてるぞ！！」
俺Ｂ「何故だ！？非公開にしてたハズ！！」
俺Ｃ「ああごめん。追記したら何故か公開になってたから、直そうとしたら既に消されてたんだ。」
俺Ａ、Ｂ「貴様ああああああああああ！！！」

彼らは自分の間抜けさを怒った。
消された跡地に「や～い消されたざまあみろ」的なコメントがあったことも、彼らの怒りを増幅させた。
そして彼らは、次のバイオ戦士を送り込んだ。

俺Ａ「今度は非公開にしてから何も触ってないし、大丈夫だろ！」
俺Ｂ「ああ！今度こそ大丈夫なハズだ！なあＣ！！」
俺Ｃ「・・・・・・消されてる」
俺Ａ、Ｂ「ば、バカな！！！」

そう、彼らの敵は、何も削除人だけではなかった。
彼らのＩＰは、既に運営にマークされていたのである。

俺Ａ「次、送るぞ」
俺Ｂ「ま、待て！どうするつもりだ！？」
俺Ａ「サムネを真っ黒にする」
俺Ｃ「それもう自重とかいうレベルじゃないね・・・」

サムネを時間指定して、真っ黒にして投下した彼らは、大丈夫かとビクビクしながらその様子をじっくり見ていた。

俺Ａ「再生数が2になった・・・」
俺Ｂ「運営が観ているんだな・・・」
俺Ｃ「・・・・・・ﾋﾞｸﾋﾞｸ」

そして、何も起こらないまま７分が過ぎようとしていた。
しかし、そのときであった！！

俺Ａ「おい!再生数が3に増えたぞ！！」
俺Ｂ「そんなバカな！！」
俺Ｃ「う、運営って一人じゃないの！？」

―――そして―――

俺Ａ「・・・消された・・・」
俺Ｂ「どうするんだ次・・・」
俺Ａ「夜中まで待とう。夜中ならたくさん投稿者がいるから紛れることができるハズだ」
俺Ｃ「そこまでしないともう投稿することはできないのか・・・」

そして夜中の0時頃。

俺Ａ「見ろ！120人待ちだ！これならなんとか・・・！」
俺Ｂ「紛れることができる！」
俺Ｃ「う・・・うん！！」

一時、4体目のバイオ戦士が送り込まれた。
彼らはそこで眠気が限界になり、朝に確認することにした。
そして・・・。

俺Ａ、Ｂ、Ｃ「消されてる・・・」
俺Ｂ「・・・畜生ッ！！」
俺Ｃ「そんな・・・どうしたら・・・」
俺Ａ「諦めねえぞ・・・！絶対機を窺って、また上げてやる！！」

こうして、帰ってきた超萌えパラ希望の戦いは、惨敗という形で幕を閉じた。

※この物語は、萌えパラ希望の実体験を元にしたフィクションです。